【Illustrator】未アウトラインの文字を探す【困りごと】

こんにちは〜〜!藤原です!
お久しぶりの更新になってしまいました。
今年の冬は寒かったですね〜大阪でこんなに何日も雪が降るなんて…
流石に積もるほどではなかったものの、日が当たらないところはうっすら雪が残っていたりして
毎日足と腰にカイロを貼って過ごしていました 笑
さて入稿するぞ!そんな時…
自分でデザインしたAIデータを印刷会社へ入稿する時、
印刷トラブルが起きないように入稿するデータは気をつける点がいくつかあります。
- カラーモードの設定
- 塗り足しと文字切れ
- ラスタライズの効果設定
- 配置した画像のリンク
- 文字のアウトライン化
主にこういった点に気を付けて入稿しますが、
今回は「文字のアウトライン化」で実際に困ったことがありましたのでご紹介したいと思います!
文字のアウトライン化とは
アウトライン化していない文字を入稿すると、デザインした時と違うフォントになって印刷されてしまいます。
せっかくデザインしたものが崩れてしまうので、文字は必ずアウトライン化!
ブログ内でも何度かご紹介していますが、一度アウトライン化してしまうと、文字を打ち替えたりフォントの種類を変更するなどの再編集はできなくなります。
そのため、アウトライン前と後でデータを別にして保存するようにします。
アウトライン化する
では、実際に文字をアウトライン化してみます!
選択漏れを防ぐために、各レイヤーのロックを解除した状態で全選択してからアウトライン化するのが安心です。

上部のメニューから【選択】 → 【すべてを選択】
ショートカット【 ⌘command + A 】でも可能です。
(Windowsの場合は【 ctrl + A 】)

全選択されている状態で、上部のメニューから【書式】 → 【アウトラインを作成】
ショートカット【 ⌘command + shift + O 】でも可能です。
(Windowsの場合は【 ctrl + shift + O 】)

これで文字のアウトライン化はできているはずです。
未アウトラインの文字を探す方法(その1)
そして、全ての文字がしっかりアウトライン化できているかどうかを確認!
上部のメニューから【書式】 → 【フォントを検索】
フォント検索のウィンドウが開いたら、【ドキュメントフォント】を確認!
【ドキュメントフォント】が空欄であれば、文字は全てアウトライン化できているということです。

【ドキュメントフォント】に表示があるなら、アウトライン化できていない文字が残されているということになります。
残っているフォント名をクリックすれば、アウトライン化できていない文字が選択される状態になるので、
後は、その文字をアウトライン化すればOKです。

アウトライン化できているはずなのに!?なぜ???
全てアウトライン化できているはずなのに
【ドキュメントフォント】に残っているけど、どの文字なのか分からない…

未アウトラインの文字を探す方法(その2)
【フォントを検索】以外でも探す方法があります!
まずは、各レイヤーのロックが解除されていることを確認。
上部のメニューから【オブジェクト】 → 【すべてをロック解除】
次に、上部のメニューから【選択】 → 【オブジェクト】 → 【孤立点】

なんと、見つかりました!!!
文字ではなく、空のテキストボックスが潜んでいたのでした。
これは文字ツールでクリックしたけど、入力せずに他の操作をしてしまった時にできた残骸…
「孤立点」「ゴミフォント」などと呼びます。
印刷トラブルの原因になるので、削除しておきましょう。
この他にも、【エンベロープ】機能を使った文字も見つけることができます。
(おまけ)エンベロープ機能を使った文字のアウトライン化
【エンベロープ】機能を使った文字の場合、通常の方法ではアウトライン化できません。
(既にアウトライン化した文字にエンベロープ機能を使った場合は問題ありません)
複雑なデータの場合は、ついつい見落としがちなので要注意です!
上部のメニューから【選択】 → 【オブジェクト】 → 【すべてのテキストオブジェクト】
で探すことができます。(もちろん、ロックが解除されているか事前確認を!)

文字を選択した状態で、上部のメニューから【オブジェクト】 → 【エンベロープ】 → 【拡張】
これで、アウトライン化することができます。

いかがでしたでしょうか?
アウトライン化できたら、必ず【フォントを検索】で確認しましょう!
探せない時は、紹介した別の方法で探してみてくださいね。
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