【Illutlator】塗りブラシが使いやすい【初心者】
こんにちは!夏の訪れを気のせいにしたい藤原です!
前回はIllustratorのレイヤーの基本的な使い方から、移動やアウトライン表示についてご紹介いたしました。
(前回の記事内容は下記よりご覧ください)
👉👉👉 【Illustrator】イラレのレイヤー使ってる?【初心者】
さて・・・IllustratorはPhotoshopと異なり、綺麗な線や図形を描くことができます。
また、描いたもの(オブジェクト)の変更や修正がしやすいです。
綺麗で均一な感じにしたい場合のイラストは断然、Illustratorが向いていると思います。
しかも、便利なツールを使うと描き方の幅が広がりますので、是非お試しください!
塗りブラシツールとは
「塗りブラシツール」というものをご存知でしょうか?
左のツールバーの中にある「ブラシツール」を長押しすると選択できる隠れ?ツールです。([Shift]キー押しながらBでも呼び出せます)
通常の「ブラシツール」ですと、塗り足しや後から一部分消したい時、上手く消せなかったりします。
下の図をご覧いただきますとこんな感じです。
「塗りブラシツール」を使うと綺麗に塗り足しができるし、後からちょっと修正で消したい時にも便利なのです!
なので、塗りのイラストを描きたいときは「塗りブラシツール」がおすすめです。
上の図と見比べていただくと、その差をお分かりいただけるでしょうか・・・
ブラシツールとの違い
では、「ブラシツール」と「塗りブラシツール」は何が違うのか?
下のふたつのオブジェクトは見た目はよく似ているのですが、パスで見てみると全く違います。
左はブラシツール、右は塗りブラシツールで描いています。
ちなみに、パスとは・・・図形を構成する要素のことで、端点同士を線で結んで構成されます。
Illustratorはこの「パス」でオブジェクトを作成します。
パスには、「オープンパス」と「クローズドパス」の 2 種類があり、
その線がぐるっと一周して閉じているか、開いているかの違いです。
ブラシツールはオープンパス、塗りブラシツールはクローズドパスのオブジェクトができます。
また、パスには「線」と「塗り」の設定ができるので、上のふたつのオブジェクトで説明すると
左:線あり、塗りなし / 右:線なし、塗りあり
という状態なのです。
「ブラシツール」で塗り足したとしても、一筆で描いたところまでがひとつのオブジェクトになり、
別々のオブジェクト扱いになってしまいます。
しかし!
「塗りブラシツール」で描くと、「塗り」に設定している色が同じである限り
重なった部分が結合してひとつのオブジェクトになります。
なので、塗り足しが簡単にできるという訳なんですね。
IllustratorはPhotoshopと違って「パス」で描くので、なかなか直感的な操作がしづらい印象がありますが
「塗りブラシツール」を使うとかなり描きやすいと思います!
塗りブラシツールの使い方
では、塗りブラシツールの使い方(設定の仕方)を簡単にご紹介いたします。
塗りブラシツールで描いたオブジェクトは、塗りの情報のみ設定されます。
そして、「線」とは違って「塗り」自体には太さの設定がありません。
後から変更はできませんが、描く前にブラシの太さを変更できます。
左にあるツールバーから「塗りブラシツール」をダブルクリック。
すると、塗りブラシツールのオプションが設定できるダイアログが表示されます。
その中の「サイズ」から変更可能で、数値が大きいほど太くなります。
ダイアログを表示させなくても、ショートカットで「 [ (大カッコ)」「 ] (大カッコトジ)」キーで太さを変更できます。
マウスのポインターを見ながらキーを入力すれば分かりやすいですよ!
ちなみに・・・
塗りブラシは描くと「塗り」情報が設定されますが、「線」の情報も後から設定できます。
それを利用すると、下の図のように縁取りのようなデザインもできます。
線を追加したいオブジェクトを選択した状態で、上部のコントロールパネルから簡単に設定できます。
左のツールバーや、[ウィンドウ]→[線]で表示させた「線ウィンドウ」からでも設定可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は「塗りブラシツール」について、ブラシツールとの違いや設定方法などをお伝えいたしました。
仕組みさえ分かれば、Illustratorを使い始めた方にもとても使いやすいツールだと思います!
最後に・・・
今は梅雨なので、てるてる坊主を塗りブラシツールで描いてみました。
(しずくはフリーハンドで描くのが面倒なので、楕円形ツールを使っています)
皆さんも、是非塗りブラシツールを使ってみてください!
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